Letters from the Green Side: 森のお手入れ～クレイクロー・エステート～

クレイクロー・エステート（スコットランド）での私の仕事は森や木のお手入れ。

木の周りの雑草抜きをしました

これまでのウーフ先では畑仕事が中心でした。果物の木や森についてもっと知りたいと思い、見つけた先がクレイクロー・エステート。エステート（邸宅）を囲う雑木林、それに加えて広大な敷地内に植林された森があります。畑や花壇と同様、定期的な手入れが必要です。

ローレルの垣根。先端の明るい緑色の部分が、前回剪定してから成長した枝。これを切り落とします。Shearsという大きいはさみを使ってザックザックと刈ります。

さっぱり、こぎれいな垣根になりました。かなり達成感のある仕事です。

他には、ロドデンドロンというツツジの一種の伐採をしました。外来種でかなり強いらしく、森の中の歩道を遮ったり、他の木の成長を妨げたりします。畑でいう雑草です。ツツジの一種と言っても、放っておくと大きな木のように成長します。

伐採にはshearsとノコギリの両刀使いでした。細い枝はshearsで、太い幹はノコギリで。私が日本からということでか、日本のノコギリの性能がいいからか、私が来るのに合わせて日本製のノコギリを買っておいてくれました。切れ味抜群でした。

ただ、かなりの力仕事で、腰・背中を使いすぎたようで、2週間目には腰痛になってしまいました。もとから少し腰は弱かったので、それもあると思います。2週間目は天気もさえなかったので屋内の仕事や、軽作業をさせてもらいました。卓球代のペンキ塗り、鶏小屋のニス塗り、塔の掃除など、エステートのメンテナンスの仕事です。炎症止めの塗り薬ももらって、2週目の終わりごろには良くなりました。

そういえば、ホストは腰をスキーで痛めていて、自分ではこの仕事ができないそうです。後半は少しペースダウンしましたが、私の働きっぷりにとても喜んでくれました。これまで他のホストで力仕事もいろいろしてきて、体力がついていたのだと思います。役に立ててよかったです。気に囲まれて、鳥の声や風に揺られる葉の音色を聴きながら、森林浴しながらの作業。とても気持ちがよかったです。森にすみたい！