7月の第1週、新しいウーフホストに引っ越してきました。
新しいホストはイングランド中部(Midland)のノッティンガムという地域(Nottinghamshire county)にあります。ヘンリー・オン・テムズから電車と路面電車を乗り継いで5時間ほどで辿りつきました。5月にイギリスに来てから2か所目のホストです。2週間が経とうとしていますが、とても居心地がよく、なんだかもっと以前からいたような、とても親しみの湧く場所です。
同時に、不思議な縁を感じる農場です。以前長野のリンゴ農家でウーフしたときに、イギリス人の女の子アンナと出会ったのですが、なんと偶然ここで再会しました!彼女は日本で初めてウーフした後、イギリスやスウェーデンでウーフを続けて、ここの農場が気に入ったためまた戻ってきたとのこと。アンナはちょうど今日到着して、しばらくここにいるつもりだそうです。いろいろな出会いがあるのもウーフの魅力です。
ホスト概要
- 有機農業のうちもっともレベルの高いバイオダイナナミクス(※)という方法で野菜、果物、鶏卵、ハチミツ等の生産を行っている。
- 収入源は、有機栽培製品の小売り・ホールセールス、畑の一般貸し出し、各種野菜・果物・花の栽培、クリスマスツリー栽培・販売、養鶏(たまご)、ハチミツ製造・販売
- ホスト家族は、ホスト、奥さん、息子さん4人と犬2匹、奥さんはシュタイナースクールの先生で、3男のダニエルが稼業を手伝っています。
- ウーファーが常時数名おり、それに加えてボランティアも数名。
- 各専門分野の担当者数名(養鶏、養蜂、苗、花)なども近所に住んでいて、頻繁に農場に出入りしている。
- 農場の規模は、グラスハウス(温室)1つ、ビニールハウス7つ、畑・果樹園などが2ヘクタール。
※ バイオダイナミクスを簡単に説明すると、農薬等を使用しないことに加えて自然の営み(天体の動き、生物の生態など)に則した農法。現代の有機農業の始まり はこのバイオダイナミクスという農法。ヨーロッパではBiodynamic Association(BDA)という団体が認証機関。本部はスイス。スイス、ドイツ、オーストリアでもっとも盛ん。BDA認証農家の製品には「Demeter」というマークがその印として付けられています。イギリスでは400-500のバイオダイナミクス農家があり、日本でも少ないながらバイオダイナミクス農法をとっている農家があるそうです。バイオダイナミクスでない有機農業はこれを簡易化したもの。イギリスでの主な認証機関はSoil Associationで、認証農家の製品にはSoil Associationのロゴがついている。
ちなみに、様々な種類の花はあえてそのままにされています。養蜂のためです。単一の花の花粉からできるハチミツより、たくさんの種類の花粉でできたハチミツの方が豊かな味と香りになるとのこと。蜂にとってもそのほうが健康的だそうです。
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ホストの無線インターネットが故障中のため、今月はブログの更新がやや遅れています。仕事に慣れてきたのと、仕事仲間との共同生活が楽しいのも原因ですが・・・便りがないのは良い便りということでお許しを!
世間は狭いって言うけどそれはすごい偶然だ!!
返信削除今度のファームは結構大きそうだね!!
写真の味噌や豆腐も手作りって事かな??
そういえば、今週末に久しぶりに茨城の有機農家のお宅にお手伝いにいってくるよ☆
味噌や豆腐は付属してるショップの商品。ホストが仕入れて販売してるんだ。お店の物すべて有機栽培の物で、ウーファーはお店のものとか農場で採れた新鮮な作物をほぼ好きなだけ食べられる!すごく太っ腹なホストだよ。有機栽培の作物はそうでないものに比べて栄養価が2倍以上高いらしくて、そのおかげか肌と髪の調子がすごくいいよ!なにより美味しい!!
削除収入はこのショップと個別家庭・ホールセールスの配達が主らしい。有機栽培はマージンが少ないから、なかなか農業一本で生計を立てるのは厳しいのが実情みたい。無償で手伝ってくれるウーファーはこういう有機農家にとっては不可欠な存在みたいだよ。
有機農家のお手伝いどうだった?今の季節はどんな仕事があるのかな?
こないだも栄養士さんと話したら、やっぱ有機の方が栄養素が高いって言ってた。。日本で食品成分表ってのがあるんだけど、年々野菜の栄養価が減って行ってるのは慣行農法のせいなんじゃないかな…。お陰で現代人はサプリメントで栄養を補助する始末orz
返信削除なんか色々話したいもんだねww
今日も茨城の有機農家に行ってきたんだけど、FBにも載っけてるから暇な時にでも見てみてよ☆
うん、FBのぞいてみるね!ありがとう^^
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