2012/06/29

ウィンザーに行きました!

先週末ウィンザーに行ってきました!ウィンザー城があるところです。古いお城が見たい!ヘンリーから近い!ということで日帰りで行ってきました。




ヘンリー・オン・テムズ駅から電車を2回乗り継いで約1時間、ウィンザー&イートン セントラル駅に到着。乗り換えもスムーズで、途中の田園風景もきれいで、快適でした。



駅から徒歩5分ほど、ウィンザー城に到着。

ヴィクトリア女王がお出迎え
ウィンザー城は現在のイギリス王家の開祖・ウィリアム一世(俗称・ウィリアム征服王/William the Conqueror)が建設。それが11世紀のこと。以来今日に至るまで、900年以上にわたって王家が暮らしてきたお城です。現在のエリザベス女王の公式の住まいで、女王は週末の多くをこのお城で過ごしているのだそうです。日本でいう皇居ですね。ですが、これほど長い期間、そして現在も実際に王家が暮らしているお城は世界でも珍しいそうです。人気の観光スポットらしく、10時40分くらいに着いて、入口のチケット売り場で20分ほど並びました。11時半以降の入場だと空いているらしいです。

入ってまず見えてきたのは、お城の本丸「ラウンド・タワー(Round Tower)
幸運にも、この日はちょうど11時に護衛兵の交代の儀式が!Change of the Guardsと呼ばれています。入ってすぐのセント・ジョージ・ゲート(St. George Gate)から出てくるところをキャッチ!隊列が良くそろっていて、足音もきれいにそろって、かっこよかったです。




お城は敵の攻撃を避けるため、岩肌の高台に立てられています。周囲は壁と堀に囲まれています。城壁・壁には敵の攻撃を避けながら、効果的に矢で攻撃ができるように作られた細長い穴が各所にあいていました。




お城の本丸にあたるラウンド・タワー(The Round Tower)。かつては、攻撃を受けたときはここが最後の砦。中には水を確保するための井戸があり、上部まで汲み上げるためその深さは50メートル以上だそう。



お堀は空(水を張っていない)です。昔はどうだったのかわかりませんが、現在はステキにガーデニングされています。イギリスらしいです。




ここからさらに順路に沿って進むと、城下の良い眺めがみられるノース・テラス(The North Terrace)に出ます。お城が高台にあるのがよくわかります。




この後もさらに見どころが続きます。が、どれも内部の写真撮影が禁止なので、わたしの記憶にある限りで紹介します。すべて見て回るのに1~2時間かかりますが、すべて一見の価値ありだと思いました。また見に来たいと思う人もいるかもしれません!建物の内部や展示品は本当に素晴らしかったです。

この中は撮影できません~残念!

メアリー女王のドールハウス(Queen Mary's Dolls' House)

メアリー女王(という女王がいたそうです・・・・)のために1920年代に作られたミニチュア貴族邸宅。ドールハウスといっても子ども向けではなく、ミニチュア好きの女王のために特注されたもの。家具や家財はすべて本物!当時の一流の技術者たちによって作られたそうです。電気も水も通っていて、金や銀、ワインは本物、使用人の部屋には当時としては新しい電気掃除機もありました。私もミニチュアは好きなので、うっとりしてしまいました。

ドローウィング・ギャラリー(The Drawings Gallery)

普段は王室所蔵の絵画が展示されているようですが、今はエリザベス女王即位60周年記念の特別展示。女王の60年を女王の写真でたどる女王の写真展でした。イギリス中、世界中で活躍する女王の姿や、一人の女性としての人生の節目節目が捉えられていました。とてもいい展示でした。

ステート・アパートメント(The State Apartments)

寝室、ダイニングルームといったプライベート用の部屋から、執務室、謁見の間、応接間、護衛兵の待機部屋、儀式用の部屋など、たくさんの部屋があります。建築や内装は豪華で圧巻です。王室所蔵のコレクションも展示されています。世界各地を航海し占領した歴史もあって、世界中から集められた美術品や骨とう品がありました。イギリスの歴史を感じる空間でした。


ステート・アパートメントを出ると、なにやら人がたくさん。なんと、ついさっき女王が外出していったとのこと!近くにいたインド人風の女の子が写真を見せてくれました。車の中に確かに小さく女王らしき女性が。あ~見たかった!

ステートアパートメント。女王がついさっき通ったところ!


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ここも中は撮影できませんでした。残念。本当にきれいでした。ゴシック様式の荘厳な造りで、当時の高度な建築技術がうかがえる歴史的に重要な建築物だそうです。石造りで、天井が高く、細かな装飾が施されています。王家直属の教会でウィンザー城の礼拝の場であり、イギリスの最高勲章であるガーター勲章を授けられたガーター騎士団のための教会だそうです。毎年6月にガーター・サービスというガーター騎士団が集まる日があり、ここで儀式が行われます。祭壇の前方両脇には団員の旗や紋章が飾られていました。教会内部には騎士団聖職者や王族が埋葬されていて、最近のものではエリザベス女王のご両親のお墓がありました。

その日夕方5時15分から夕方の礼拝があり、しかもどうやら聖歌隊が歌うらしい(!)と知り、参列しすることにしました!イギリス国教会ウィンザー城に入らなくても、だれでも時間に行けば入れます。



聖歌隊の歌だけではなく、お説教やお祈りもありました。内容は半分くらいわかった程度でしたが、お祈りのときに世界の平和を・・・という節がありました。私も祈りました。聖歌隊は30代~50代くらいのおじ様たちで構成。美声でした。こんなにきれいな声でお祈りされたら、神様も振り向いてくれそうです。久しぶりに合唱の生演奏を聴けて嬉しかったです。


このお城だけで昼間いっぱい楽しめます。ロンドンから電車も通っていて、日帰りで行けると思います。中で食べ物は売ってないよう。お城の敷地内で食べるのはOKのようなので、お菓子かお弁当持参をお勧めします。私は持って行かなかったのでおなかペコペコになり、夕方の礼拝までの待ち時間にお城近くで食べました。

入場料(17ポンド)には音声ガイドが含まれていて、日本語もあります。入場口の近くで機器をかりて、ガイドを聞きながら回りました。わかりやすく自然な日本語で、内容もためになりました。

イギリスの歴史と現在の王家の様子を学んだ一日でした!

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