私は今イギリスの有機農家(オーガニックファーム)に滞在しています。WWOOF(「ウーフ」と読みます)という仕組みを利用しているのですが、みなさんは聞いたことがあるでしょうか?とても良い仕組みなので、紹介したいと思います。
WWOOFとは、World Wide Opportunities on Organic Farmsの頭文字をとったものです。有機農家と有機農家で農業体験を希望するボランティアをつなぐ国際的チャリティー団体です。WWOOF発祥の国はイギリスで、たくさんの有機農家がボランティア受け入れ先として登録しています。ボランティアの受け入れ先は「ホスト」、ボランティアは「ウーファー(WOOFER=ウーフする人)」と呼ばれています。ホストは宿と食事を提供し、ボランティアは労働力を提供します。今日までにWWOOFは世界中に広まっていて、たくさんの国で運営されています。もちろん日本にもありますよ!
ウーファーになるには農作業経験は基本的には不要です。ただし、特定の技術を持ったボランティアを探しているホストもいますので、事前にホストの紹介文をよく読み、仕事内容をホストに確認することをお勧めします!各
国のウーフが独自にウェブサイトを持っており、ウーフしたい国のサイトでメンバー登録する必要があります。通貨によって若干の差が出ますが、2000円前
後で1年間ウーファーとして活動できます。1年後に登録の更新も可能です。登録すると、ホストの一覧と詳細がネット上で閲覧できます。リストを冊子でもら
える場合もあるようですが、私はネットを利用しています。場所やキーワードを指定して簡単にホストの検索ができるからです。
ウーファーの仕事は、受け入れ先のホストや繁忙具合によって異なります。労働時間は週に平均25~30時間、1日5~6時間です。長期滞在になる場合は1週間に2日間はお休みになる計算です。私が今お世話になっている農家では、午前中に3時間くらい、午後に2、3時間畑仕事を手伝います。1週間以上の長期滞在なので、土・日の2日間はお休みです。ボランティアが必要とされる期間もホストによって様々です。例えば、週末だけ、1週間、1か月以上などです。
日
本にもウーフがありますので、私のように外国に行かなくてもウーフができます。ホストは全国各地にいます。栽培している物も、農業の規模や形態も様々。日
本の場合は、米・野菜、果物の農家が多いですが、北海道などなら酪農、沖縄ならサトウキビやパイナップルの栽培など、地域色豊かです。専業農家もあれば、
兼業農家もあります。カフェ、レストラン、ペンションを経営しているホストもいます。ですから、経験や知識がある人もない人も、必ず行ってみたいホストを
見つけられると思いますよ!心構えとしては、田舎暮らしや有機栽培、オーガニック食品に興味があり、謙虚に学ぶ姿勢があれば大丈夫です。
海外旅行に行く機会のある方であれば、旅のアイディアとしておすすめできます。現地の食文化や生活を体験できます。観光だけではない、海外生活のおもしろさを実感できると思います。海外に長期旅行する場合なら、 旅費を抑えられるというメリットもありますね。も
ちろん、有機農業への関心と少しの労働ができる体力は必要ですが!
また、海外でウーフしたい場合、コミュニケーション手段として英語、もしくはその国の言葉を話せるとなおよいです。言葉ができること は必須ではないですが、必須としているホストもいます。必須でなくても、学ぼうという前向きさは相手に伝わりますので、言葉への関心は大切だと個人 的には思います。
ウーフは国際交流の場としても一役を担っています。私たち日本人が海外でウーフする場合はもちろんですが、同様に海外から日本の有機農家へウーフを通じてやってくる 方々もいます。農業や暮らし全般について似たような関心を抱いている人が世界中にいることに気づきます。共感できる人に出会うとやはり嬉しいものです。
個人的には、食文化の交流ができることもウーフの大きな魅力だと感じています。伝統的な日本食のすばらしさに気づかされます。味噌、醤油、豆腐、納豆、糠漬けなど伝統的な日本食は、少ない食材から作られていながらも栄養満点かつバ ラエティー豊かです。海外のウーファーやホストはこういった日本の食文化に大きな関心を寄せています。私たちの祖先が誇らしく思えます。また、世界の各 地で過去から脈々と受け継がれている素晴らしい食文化があることもわかります。多くのホストが自国・他国の伝統的な食文化を大切にしており、ウーファーは それに触れ、自ら作る体験もできます。私は日本のホストで味噌や醤油を作った経験があります。今滞在しているイギリスのホストでは、サワー種のパン、ザ ワークラウトなどを手作りしており、滞在中に私もチャレンジしたいと思っています!
私がどうやってウーフに巡り合ったかというと、数年前のある日、イギリス人の友人から聞いたことがきっかけでした。たぶん私が海外に長期滞在したいと言ったんだと思います。特に手に職があるわけでもない私は、海外で職を得ることは難しいと思っていました。でもどうにかして行きたいと思っていたのでしょう。 ウーフは世界中にあるし、現地の人と交流もでき、かつ滞在費も抑えられるということで、その友人は私に勧めてくれたのだと思います。 それから少しして、まずは日本でウーフを体験しました。それ以前から、伝統的な日本食にはとても興味がありました。 それに加えて、何でも手作りのウーフホストの日常生活がとても魅力的でした。そこには先人の知恵とホストの日々の工夫がたくさんありました。手間と時間のかかる暮らし方ですが、その手間と時間が何かとても美しく尊いものに思えました。そして、もっとこの世界のことを知りたいと思いました。ウーフでの経験は、私の知識欲と好奇心を掻き立て、今こうして私をイギリスまで連れてきてくれています。
また、海外でウーフしたい場合、コミュニケーション手段として英語、もしくはその国の言葉を話せるとなおよいです。言葉ができること は必須ではないですが、必須としているホストもいます。必須でなくても、学ぼうという前向きさは相手に伝わりますので、言葉への関心は大切だと個人 的には思います。
ウーフは国際交流の場としても一役を担っています。私たち日本人が海外でウーフする場合はもちろんですが、同様に海外から日本の有機農家へウーフを通じてやってくる 方々もいます。農業や暮らし全般について似たような関心を抱いている人が世界中にいることに気づきます。共感できる人に出会うとやはり嬉しいものです。
個人的には、食文化の交流ができることもウーフの大きな魅力だと感じています。伝統的な日本食のすばらしさに気づかされます。味噌、醤油、豆腐、納豆、糠漬けなど伝統的な日本食は、少ない食材から作られていながらも栄養満点かつバ ラエティー豊かです。海外のウーファーやホストはこういった日本の食文化に大きな関心を寄せています。私たちの祖先が誇らしく思えます。また、世界の各 地で過去から脈々と受け継がれている素晴らしい食文化があることもわかります。多くのホストが自国・他国の伝統的な食文化を大切にしており、ウーファーは それに触れ、自ら作る体験もできます。私は日本のホストで味噌や醤油を作った経験があります。今滞在しているイギリスのホストでは、サワー種のパン、ザ ワークラウトなどを手作りしており、滞在中に私もチャレンジしたいと思っています!
私がどうやってウーフに巡り合ったかというと、数年前のある日、イギリス人の友人から聞いたことがきっかけでした。たぶん私が海外に長期滞在したいと言ったんだと思います。特に手に職があるわけでもない私は、海外で職を得ることは難しいと思っていました。でもどうにかして行きたいと思っていたのでしょう。 ウーフは世界中にあるし、現地の人と交流もでき、かつ滞在費も抑えられるということで、その友人は私に勧めてくれたのだと思います。 それから少しして、まずは日本でウーフを体験しました。それ以前から、伝統的な日本食にはとても興味がありました。 それに加えて、何でも手作りのウーフホストの日常生活がとても魅力的でした。そこには先人の知恵とホストの日々の工夫がたくさんありました。手間と時間のかかる暮らし方ですが、その手間と時間が何かとても美しく尊いものに思えました。そして、もっとこの世界のことを知りたいと思いました。ウーフでの経験は、私の知識欲と好奇心を掻き立て、今こうして私をイギリスまで連れてきてくれています。
ご参考にウーフのウェブサイトを紹介します。ウーファーとして登録しなくても、どんなホストがあるのか閲覧できますよ!
WWOOF JAPAN
WWOOF UK(英語)
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