10月中旬、スコットランドに上陸。ホストは歴史ある地主一家。その邸宅(エステート/estate)に滞在しました。
エステートだとは聞いていましたが、まさかこんな大きな家・土地とは思いませんでした。場所はスコットランドの南西部、カークコーワン(Kirkcowan)という町です。
家はスコットランドで一般的な石造り。もっとも古い部分は、冒頭の写真左のタワー部分で、たしか500年前のものと聞きました。200年前に増築され、その当時がもっとも家が大きかったころ。住み込みの使用人がたくさんいたそうです。
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家でもっとも古いタワー |
20世紀に入り人件費が高くなるにつれ、邸宅や使用人の維持が難しくなり、戦後までにはホストのおばあさんが住むだけとなり、そのころにホストのお父さんが家の一部を解体、電気を引くなど内部を近代化。今の形になりました。
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中庭はかつては家の一部でした |
それでも部屋がたくさんあり、大きい家であるのには変わりありません。同時期から敷地内の雑木林や庭園も整備。ホストは若いころから環境問題、雑木林の維持、歴史的建築物の維持に関心があり、お父さんが少し整備したこの家を、おばあさんから引き継いだそうです。現在の邸宅とその敷地は、まさにホストと奥さんの努力の賜物。豪華というよりどちらかというと質素ですが、とてもこぎれいに整備されています。
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奥さんがデザインしている庭 |
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雑木林と池 |
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裏庭の鶏とテリアのデイジー |
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変わった鶏、小さくてかわいいジェニー |
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裏庭の一部で家庭菜園 |
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黒ブチの豚ちゃん、美味しいベーコンになります |
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ホスト次女の馬、キャンディ |
家も大きければ敷地も大きい。 家の周りの雑木林、大きな庭以外に広大な土地を所有。近くを流れる川の一部も所有しているのだそうです。広大な土地は、かつては人を雇って農業や酪農・畜産をしていたそうですが、現在は酪農・畜産用として土地を貸し出しています。
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見渡す限りここのお宅の敷地 |
ここでの私の仕事は、主に雑木林の手入れ。私にとっては初めての仕事。私は雑木林や森がとても好きです。ホストは森林管理に詳しいので、いろいろ教えてもらおうと張り切りました。スコットランドは降水量が多いです。そんなわけで、雨の日の仕事も用意されていました。古い日用品のお手入れです。
それにしても、こんなところで暮らせるなんて、昔の貴族にでもなったかのような気分。ウキウキでここでのウーフ生活を始めた私でした。
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