ホワイトヘイブンのコスタルウォークにて |
キャンプを初めて約一週間。観光客に人気のウィンダーミアから出発して、徒歩で西海岸までやってきた私たち。レイブングラスのキャンプ場を後にして、海岸沿いの列車で次のキャンプ場へ向かいました。今度の目的は海岸沿いのウォーキングです。
窓の外は見渡す限り海! |
ホワイトヘイブンに到着。
海岸沿いで平たんな道かと思いきや、意外と激しいアップダウン・・・
でもその分景色はすばらしかったです。アトラクションもいろいろありました。
以前炭坑だったところ。炭坑員は海底トンネルを通って沖の炭坑で長時間労働・・・危険な仕事だったようです。
炭坑の跡地 |
眺めの良い岸壁にて。
海鳥が潮が引くのを待っているところを目撃。潮が引くと浜に餌が上がるからです。けっこうちゃっかり者。
急なルート。海鳥のいる砂浜へと続いていました。
打ち上げられた水泡と戯れる人・・・
途中、風が強くなり、雨もぱらつき。それでもなんとか天気は持ちこたえ、無事全ルートを完歩。すがすがしいです。
夕日が雲の間から・・・ |
羊が至る所にいました |
セントビーズの町と海岸 |
さて。これまで毎日何らかのハプニングがありましたが、この日もハプニングはちゃんと待っていました。
ウォーキングを終えたころ、風はかなり強くなっていました。キャンプ場に戻った私たちが目にしたものは、今にも吹き飛ばされんばかりに強風にあおられているテント。そこでテントを急きょ移動。垣根のすぐ脇に付け、張り直しました。テントの骨の一本がへし折られていました。テントの入口の屋根部分。この下で料理していたので、これから料理がしずらくなりました。辛い旅で食事をかなり楽しみにしていた私たち。かなり落ち込みました。テントの移動を終えるころ、雨は一段と強く降り出しました。
海のそばとあって、風と荒れる波の音が半端なく、その夜はかなり寝苦しい夜となりました。雨で気温も低く、寒かったです。何度目が覚めて早く嵐が過ぎ去って日が昇らないかと思った事か・・・。そういえば、レイブングラスでも一晩こんな夜でした。永遠に過ぎ去らないんじゃないかと思うほど、降り続く雨とうなる風。待つことしかできないのはもどかしく、辛かったです。やっぱり来る時期を間違えたと思ったと同時に、この体験がかなりトラウマになってしまいました・・・
やっと明るくなった7時ごろ。冷えた体を温めるべく、シャワーを浴びに行きました。これで何とか救われました。当初の計画では、この後内陸へ向かってケスヴィックやペンリスに行く予定でした。が、寒さと雨で体力・気力を消耗していた私をみかねて、デイビッドがウィンダーミアに戻ろうか、と。ウィンダーミアは観光客でこの時期もわりと賑わっていて、お店や気軽に楽しめるアトラクションも多い場所。街が恋しくなって、私は即答で同意。さんざん大自然の中でキャンプをしたがっていた自分が、別人のように思えました・・・
こうして、セントビーズのキャンプ場を足取り軽く後にして、私たちはウィンダーミアに帰還したのでした。
最後の滞在地ウィンダーミアのお話は、また次回。サバイバルキャンプの最終回です。
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