秘密のレシピを教えてもらいました。
デイビッドのおばあちゃんはケーキ作りが得意。お孫さんやお客さんのために、常時自家製ケーキを作り置いているようで、いつ行ってもお茶とケーキを振舞ってくれます。長年の経験があるだけあって、どのケーキも、いつも美味しい。
なかでもこのレモンケーキがデイビッドの一番の好物らしく、昔からおばあちゃんの家に遊びに来てはレモンケーキをむさぼっていたそう。私が初めて食べたのは、たしか最初にお家にお邪魔した時。以来、私もすっかり虜になってしまいました。
美味な上に、おばあちゃんが何十年と焼いてきた思い出の詰まったケーキ。こういうのいいなあ、とつくづく思います。私が作り方を習ってマスターしたら、次の世代へも伝えていけます。デイビッドの機嫌取りの手段としても使えるし(笑)。そんなわけで、作り方、教えてもらいました。
デイビッドのおばあちゃんのレシピでは、2段にして間にレモンカードというレモン味のペーストを挟みます。レモンカードとは、レモン、バター、卵、砂糖を湯煎にかけてペースト状にしたもの。イギリス発祥のようで、こちらではスーパーのジャム売り場に必ず並んでいます。
イギリスに来るまで知らなかったのですが、ネットで見る限り、日本でも買えるようです。
手作りもできます。ネットで検索したら結構沢山レシピが出てきました。スコットランドのウーフホストの奥さんが、自家製レモンカードを食べさせてくれましたが、あれは本当に美味しかった。私もいつか作ってみようと思ってます。
探す手間、作る手間を省くなら、クリームやジャムなどで代用してもいいと思います。
ちなみに、このケーキの砂糖、バター、小麦粉、卵の割合は、イギリスの伝統的なケーキの典型的な割合だそうです。ビクトリア女王が愛したという、ビクトリア・スポンジ ケーキ(Victoria sponge cake)もこの分量で作れるようです。生地の違いは、レモンを使わないことだけ。2段にして、クリームやフルーツで飾ります。苺ショートケーキのよう な、かわいらしいケーキです。次回あたり作ってみたいと思っています。
デイビッドのおばあちゃんのレモンケーキ
材料:
- バター・・・170g
- 砂糖・・・170g
- 卵・・・3個
- 膨らし粉入り薄力粉(self-raising flour)・・・170g (※)
- レモン・・・1個(皮はおろし、残りは絞ってレモン汁にする)
- レモンカード・・・適量 (※)
作り方:
- オーブンを180℃に予熱する。
- ケーキ型(18㎝~20㎝くらい)にバターを薄く塗る。
- バターと砂糖を混ぜる。軽くなって、少し白っぽくなったらOK。
- 卵を溶いて、少量ずつ加え、その都度良く混ぜる。
- おろしたレモンの皮とレモン汁を加えて混ぜる。
- 小麦粉を振るい入れ、生地が滑らかになるまで混ぜる。
- ケーキ型へ生地を入れ、予熱したオーブンへ。
- 30~40分焼く。串やフォークをさして生地がついてこなければ焼き上がり。
- 金網に取り出し冷ます。
- ケーキを平行に半分に切り、間にレモンカードを塗って挟む。できあがり!
初めて作ったレモンケーキ。お味の方は・・・
美味ーーーーーー!!!
デイビッドのおばあちゃんのケーキと同じ味!
レシピが同じなんで、当たり前と言えば当たり前ですが。
デイビッドも大絶賛。やったー♪
素朴で簡単なのに、感激のおいしさ。
ぜひみなさんもこのケーキをご家族と!
幸せの味ですよ~♪
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とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!