2012/06/11

イギリスも梅雨入り?!

数日前に関東地方は梅雨入りしたそうですね。梅雨が懐かしい・・・なんて思っていたら、こちらも梅雨のようなお天気に見舞われています。
今週、そして来週と、予報はほとんど毎日雨。例年であれば、6月は晴れの日が多く、日も1年でもっとも長い時期にさしかかり、イギリスの夏の始まりともいうべき時期。ホスト宅でも、毎年この時期は庭の花が彩り豊かに咲き、畑ではたくさん作物が出来始める季節だそうです。

ところが先月は雨が多く、気温も低い日が続きました。今月に入ってもこの有様なので、畑は大打撃を受けています・・・というのはホストママから聞いた話ですが、たしかに、仕入できそうな作物があまりありません。ソラマメとレタスくらいです。人参がかなりの不調です。当初の話では、私は収穫や箱詰めをたくさん手伝う予定でしたが、ここのところはもっぱら発芽しなかった種を蒔き直したり、やっと育った苗を植えたり、育ちすぎた雑草を取る毎日。

雨の被害は意外なところにも。

じめっとしたところが好きな畑の小さな生き物たち。大量発生しています。

カタツムリ(snail)

なめくじ(slug)

カタツムリやなめくじは、育ち始めた作物を食べてしまいます。そして彼ら、大変賢い。一度おいしいものを見つけると、あのヌメヌメ物質の跡を辿ってそこに通いつめ、ごちそうを食べつくしてしまうそうです。初めて知りました・・・恐れ入りました。
 
私が植えたズッキーニが・・・見事にやられました。

白い筋がヌメヌメ物質の跡(slime track)。見つけたら要注意!
食べられた葉っぱや、ヌメヌメ物質の跡を発見したら要注意!あたりを確認して、彼らを取り除く必要があります。有機農業ですので、駆除剤は使いません。シンプルに取り除くのみ。うぅぅ・・・触りたくない・・・。
 
彼らの好物は、ウリ類(きゅうり、ズッキーニ、ウリなど)や、ブロッコリーの類や葉物野菜だそうです。 雨の多い時期は気を付ける必要があるとのこと。ただし、これほど雨の多い年は、ホストが畑を始めてから初めてのことだとか。カタツムリくんとなめくじくんの悪さは、どうやら私の留守番中に起こったようで、これほど被害を受けると思わなかったので私にも伝えなかったのだそうです。今後ウーフでほかの農家へ行くときに役立つから覚えておくといいよと、教えてくれました。

子どものころはカタツムリを飼ったりして、可愛いなんて思ったものですが、昨日の友は今日の敵。畑で見かける他の可愛い生き物も、結構な悪さをします。ハトはキャベツと豆が好物で、ネズミはエンドウ豆、ウサギは何でも・・・といった具合に。ハト除けにはネットとテニスボールを頭に刺したポールを、エンドウ豆にもネットを、ウサギ除けに畑の周りには金網を張っています。あと、ホストの飼い犬ピップがパトロール(今日ミイラのようになったのを何羽か畑で見ました・・・)。

日本でも、梅雨の時期は同じような問題があるのかなあと思いました。どうなのでしょう。日本は冬以外は湿度がかなり高いと思うのですが、年中気を付けないといけないのでしょうかね・・・

今週・来週の悪天候を伝える地元の新聞記事。イギリス各地でこの時期稀に見る量の雨が降るようです。事故がないといいですが・・・日本でも畑での被害に限らず、地すべりや土砂崩れなど、事故がないことを祈ります。




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2 件のコメント:

  1. 有機農業の辛い一面だね(>_<)

    まぁ、虫も好んで食べるくらいだから安全だって事ではあるけど…。

    日本の夏の話だけど、雨が降らなくて水不足なる時とかあるじゃん!!

    その時とかはヨトウ虫(蛾の幼虫)とかが大量発生して、サトイモの葉っぱとか根こそぎ食べられちゃうんだよねorz
    ⇒サトイモの葉っぱってものすごく大きくて、そこから栄養を確保しているから、葉っぱを食べられるって事は致命的なんだよね…。

    これは雨が降れば、蛙が食べたり、勝手に溺れてくれるので害はないんだけど、雨が降らないと大変な事になるんだよね(>_<)

    農業は対自然なのでほんとに苦労がたえないね!!

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  2. 雨が降るのも降らないのも困りものだね…そろそろ蛙が出てくる時期らしく、そうしたらナメクジもカタツムリも食べてくれるらしいんだ。苦労が耐えないけど、だからこそできたものが美味しくありがたく思えるのかもね!

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