少し前になってしまいましたが、イングランドで人気のスポーツ、クリケットの観戦に行きました。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、イギリス、特にイングランドでは三大スポーツの1つだそうです。他の二つはサッカーとラグビーです。
ホストパパが地元のチームに所属していて、毎週日曜に試合があります。ホスト家族と観戦に行きました。
ボールをバットで打つところは野球に似ていますが、ルールがかなり違います。1チーム11名、そのうち10人がアウトになったら1イニングが終わります。ピッチの両端にウィケットという3本のスティックを立てて、それぞれに打者が立つのでピッチにはいつも2人の打者がいます。ボールを打ったら、打者は相手チームがボールを取るまでの間、できる限りウィケットの間を往復。どれだけ行ったり来たりできたかに応じて点数が入ります。と、ここまでが私のおおざっぱな理解です。
・・・というか、これ以上理解できていません。でも心配ご無用!というのが私の感想。少なくとも、地域のアマチュアチームの試合では。たぶんまったくルールがわからなくても楽しめます。実際、クリケットは試合の進行がゆっくりなので、ルールがわかったところで退屈なスポーツと思われる可能性大。それであえてタイトルを「クリケットを楽しもう!」としたわけです。それでは私と一緒にクリケットを楽しみに行きましょう!
一応ガイドブックでルールをかじった私。ホストママの運転する車で、いざ試合場へ。
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テムズ・バレーです。緩やかな丘が続きます・・・ |
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クリケットフィールドに到着!試合はすでに半ば。でも心配ご無用。 |
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ピクニックシートを広げてくつろぐプレーヤーの家族・友だち。私たちも敷物を広げてリラックス。 |
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スコアボード。見てもなんだか理解できない。それでもやっぱり心配ご無用! |
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ん~優雅にトビが滑空しています。天気も良くて気持ちよさそうー☆ |
くつろいでいたら、休憩時間になりました。クリケットにはお茶休憩があるのです。単なる選手の水分補給の時間ではありません。
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選手が休憩でいなくなったので、その隙にピッチを撮影。 |
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これがウィケットです。ここにバッターが立ちます。 |
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ピッチの反対側には反対チームのウィケット。こちら側にもバッターが立ちます。 |
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お茶休憩をする選手。ティーカップとソーサーで優雅に紅茶を飲んでます。 |
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紅茶のお供はやっぱり甘いお菓子!しかも選手の家族の手作りですと!う、うれしい~! |
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ホストママが紅茶を配ってます。 |
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私もお皿一杯にお菓子をもらいました。手作りのお菓子、サイコー! |
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選手も家族もともだちも一緒にティータイム |
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これがクリケットのボール。表面はレザーです。硬いです。 |
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バッターは足にパッドをつけます。ボールがあたると痛いそうです。 |
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バッターのヘルメット |
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これがクリケットのバット。平たいです。 |
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グローブ。右手に衝撃吸収の厚いパッドが入ってます。ふむふむ・・・ |
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ホストのお子さんウィリアムとケイティが私のカメラで写真を撮りだしました。こうやってケンカせずに並んでると可愛い・・・平和だ。 |
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二人はなかなかいいショットを撮ってくれました!ボールがバウンドするところ。見えますか?投手(ボウラー)はボールをバウンドさせます。 |
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打った打者が走り出します。 |
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打者がウィケットの間を走る走る! |
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また別の打者。いい瞬間を撮ってくれました! |
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こんな写真も(笑) |
どうですか?芝生の上で、のどかな景色を眺めながら、家族や友だちとおしゃべりして、ティータイムには美味しい手作りお菓子と紅茶をいただく。クリケットはよくわからなかったけど、なんだかいい時間を過ごせたと思いませんか?
こういった地域のチーム間での試合はビレッジ・クリケット(村のクリケット)と呼ばれていて、大抵ゲームを楽しむのに加えて、もしくはそれ以上に、家族や友だちとの社交の場としての色が強いそうです。 ルールがわからなくても、読書でもしながら片目で観戦してもよし、おしゃべりに花を咲かせてもよし。休憩時間はアフタヌーンティー。選手も試合の後の飲み会が楽しいそうです。
最後に、スポーツ観戦が好きな人、純粋にクリケットに興味がある方へ(最後になってごめんなさい。)イングランド外では、イギリス連邦加盟国であるオーストラリア、かつてイギリス領だったインドや南アフリカなどで盛んだそうです。そういった国々の間での
国際戦があり、それはtestと呼ばれています。1試合1チーム2イニングずつで、1試合は最長5日間(時間のかかるスポーツなのです)。クリケット発祥の国イングランドとしては、国際戦には熱が入るようです。
特に、歴史的に対オーストラリア戦はイングランド人にとって重要で、The Ashes(=灰)と呼ばれています。それまで一人勝ちだったイングランドが1882年に初めてオーストラリアに負けたときのこと。ある新聞が敗れたイングランドのクリケットを死者になぞらえて、「死者は火葬され、その灰がオーストラリアへ持ち去られた」と報じたそうです。それ以降、その灰を取り返すという意味で、いまでも対オーストラリア戦をThe Ashes(=灰)と呼ぶのだそうです。
また機会があったら、観戦に行きたいです。おいしいお茶とお菓子を目当てに・・・♪
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