イギリスに来てから、紅茶をよく飲むようになりました。
イギリスのお茶事情を紹介します。
イギリスと言ったら紅茶、
と思う方も多いと思います。
実際イギリス人はかなりの紅茶好き。
好きな人は四六時中飲んでいます。
コーヒー派、ハーブティー派もいますが、
ティー(tea)といったら、ほぼ100%紅茶。
こんなに人気の紅茶ですが、
イギリスの気候ではお茶は栽培難しいようです。
原産はインドとかスリランカとか。
日本の緑茶は日本原産。
ちょっとここで日本が誇らしく思えます。
それから、イギリスで紅茶が普及したのも割
と最近。
初めてイギリスに紅茶が登場したのは17世紀半ば、
人気が出始めたのが18世紀半ば。
イギリスのインド統治が始まって、
お茶がたくさん輸入されるようになったのです。
飲み方はというと、庶民の間では
ミルクティー派が主流のようです。
私のようなストレートティー派はかなりのマイノリティー。
「ミルクなし砂糖なしで」と頼むと、
かなり驚かれます。
日本で人気のレモンティーは、超マイナー。
アイスティーに至っては、たぶん存在しません。
夏でも温かい紅茶を飲んでいます。
日本人もお茶好きで、
ペットボトル入りのお茶が
恐ろしいほど普及してますが、
イギリスには存在しません。
温かい淹れたてのお茶へのこだわりでしょうか・・・
日本では、保温用のポットや
湯沸しと保温ができる電気ポットが普及してますが、
こちらでは、湯沸し機能のみの電気湯沸し機が主流。
なぜ保温機能がついたポットが使われないのか。
きっと沸かしたてのお湯で入れる紅茶が
一番おいしいからでしょう。
ちなみに電気湯沸し機は"kettle"と呼ばれています。
誰かが"I'll put the kettle on."と言ったら、
(お茶を入れるので)お湯を沸かすね、ということです。
くだけた会話でお茶類は"cuppa"。
"cup of ~"(飲み物~杯)の俗語です。
でも彼らにとっては紅茶が基本なので、
"Would you like/Do you want a cuppa? "
とイギリス人が飲み物を勧めてきたら、
大抵 "a cup of tea"、つまり紅茶です。
お茶を勧めるのはイギリス人の習慣のようで、
礼儀の一部のように感じます。
日本でも同じですね。
外国人の私に気を遣ってか、
大抵の人は何が飲みたいか聞いてくれます。
たまには緑茶が飲みたいなあなんて思っても、
一般的なイギリス家庭には
あってもティーバッグのGreen tea。
日本でならとても緑茶とは呼べないお味。
ここは「紅茶お願いします」と言って、
さりげなく「私も紅茶飲むんですよ」と
アピールする方が賢明。
少なくともそれが私の経験からの結論です。
イギリス人は、自国の自然や文化に
かなりの誇りを持っているなあと感じます。
紅茶も彼らが誇るイギリス文化。
紅茶が飲めればイギリス人と仲良くなれる、
といっても過言ではないかもしれません。
お茶を勧められて、
紅茶以外の飲み物を頼んでも全く問題ないですが、
「紅茶大っ嫌いです」とあからさまに非難するのは、
人によっては危険かも?しれません・・・
以前はさほど紅茶を飲まなかった私も、
影響されて、というか、
断るのに気が引けて飲み始めたのがきっかけで、
紅茶を頻繁に飲むようになりました。
一日に0~1回ですが。
ミルクなしというと大抵驚かれますが、
それでも大抵ストレートで飲みます。
ビスケットやクッキー、ちょっとしたケーキなど、
甘いものと一緒に頂くのが好きです。
ストレートだとちょっと渋いなあと思うからです。
渋みと甘さが、美味しいのです。
なんだか、こうやって紅茶にこだわるあたり、
私もイギリス人化しているかもしれません・・・
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紅茶っておいしいよねー。
返信削除スイーツ好きの私には欠かせない紅茶。
一番はミルクティーだけど、甘味とだったらくーちゃんと同じストレートだね★
いつか本場の紅茶を飲んでみたい(*´ω`*)
大抵こっちの人たちはティーバッグの紅茶をご愛用。茶葉から入れるこだわりのある人はあんまり見かけない。私の知り合いだけかもしれないけど…あまりに頻繁に飲むんで、ティーバッグが簡単で経済的なのかもね。
返信削除ちなみに、ミルクティーならはちみつを入れれば好き。甘味はこの場合不要。趣味似てるね(笑)
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