ナショナルトラストはイギリス中たくさんの土地や建物を保存や教育の目的で所有しています。でも、入場料がちょっとお高いんではと思うことがしばしば。Estateと呼ばれる古い邸宅だと、たいていの場合15ポンド~というのが相場。大きい機関なんだし、もっと安くならないのかと言いたくなります。管理や補修にかかる費用については、まったく知識はないのですが。
でも今回は無料で行けました。ホストが地元民に公開されているという裏の入り口を教えてくれたのです。そもそも邸宅の敷地は数千エーカーという広大な土地。そのほとんどが森林で、森林の中を歩けるようにfootpathが整備されています。そのfootpathをたどっていくと、入場料を払って入る邸宅の庭園へつながっているというわけです。
森林の中のfootpathはいたるところで枝分れしていて、地図を持っていたものの、分かりづらく迷ってしまいました。それでも、森林の中を歩くのは気持ちがよく、楽しいハイキングになりました。
途中でキング・アルフレッドタワーへ立ち寄りました。 |
アルフレッド王はアングロサクソン最大の王と言われている歴史上の人物。 |
昔の邸宅の庭というのは、最近の庭とは規模が違います。とにかく広い。こんなところでお昼寝やピクニックをしてたんでしょうかね、当時の住人や親せきの方々は。なんとも優雅な雰囲気でした。
サマーセットは平地が多いようで、ホスト宅の周りは見渡す限り平らな地形が広がっていました。こうも平らだと、なんだか味気なく、退屈な風景です。そんな平地から一転、森林地帯は緩やかな丘が続いていて、よい気分転換になりました。コーンウォルの美しい海岸沿いの景色、デヴォンの穏やかな気候と豊かな緑、そしてサマーセット平地と森林。こうして、イギリス各地の地理を比べてまわるのはとても面白いです。サマーセットのあとはスロフシャー州、そしてウェールズへ行きましたので、そこからの報告もお楽しみに。
サマーセット、とっても平らでした・・・ |
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